手根管症候群、胸郭出口症候群には草津市のりゅう鍼灸・整体院へ

症例紹介
患者:30代女性、事務職

画像の説明

 
現病歴:
右手の母指、示指のシビれ

2024年4月末から親指、人差し指に物が当たると痛み、シビれが出始める。
整形外科を受診し、しばらく様子をみるもさらに症状が悪化。冷たい水にも過敏に痛みを感じる様になり、日常生活、仕事に支障がでるようになり、
7月末に手根管症候群の施術を受ける。

術後も痛み、シビれに変化無し。

その後、胸郭出口症候群と診断名が変わり、週に一回、痛み止めの注射を受ける。

変化がないこと、日常生活に支障があることから何か別に方法はないかと当院を受診。(11月中旬)

 
 
既往歴:
•首、背中のしんどさ、凝り
•右腕全体のだるさ、浮腫
•頭痛
•睡眠が浅い
•手足の冷え
 
投薬歴:
週に一回の痛み止めの注射
朝、晩の消炎鎮痛剤
 

臨床所見:
頚部および背部に非常に強い筋緊張がある。特に右多裂筋の筋緊張が強い
右上肢の浮腫が強い
母指、示指に触れると痛み、シビれを強く感じる

 
施術内容:
鍼治療では1番1寸3分を使用し、胸椎多裂筋、右前鋸筋、広背筋、前腕筋群を中心に施術を行った。

光線療法では3001-4008を用い、
足底、足の甲、膝、腰部(各部に10分)
肩甲間部、後頭部、(各10分、1号集光器使用)前腕部(10分、2号集光器)の照射。
また、鍼を刺入した部位にも2光線を使用し同時に光線を照射した。
 
症状推移:
施術後、痛みの軽減もシビれは残存。
日常生活が症状が強く出る前の様に送れるまで痛みが軽減。

二回目の施術後、痛みの消失。シビれの軽度残存。

三回目の施術後にしびれの消失。

考察
 今回の症例では、頚部および背部から腋窩部にかけての筋緊張が非常に高く、手指の冷えも強いため、上肢への血流が著しく低下していると考えられた。

鍼筋光線療法を用いて頚背部および腋窩部を中心に施術を行うことで、患部の血流が促進され、冷えの改善とともにシビれ症状の改善が認められた。

結論

本症例では鍼灸筋光線療法を通じて症状改善が認められました。本療法は、局所および関連部位の血流改善を促し、手指の痛みやシビれを緩和することに加え、胸郭出口症候群の症状全体の改善に有効である可能性が示唆されました。

また、手根管症候群や胸郭出口症候群は、圧迫されている神経や血管の部位のみが問題であるかのように捉えられがちですが、そうではありません。
筋運動学に基づいた全体的な筋緊張の緩和と血流改善が、症状の改善につながると考えられます。

今後、さらなる症例の蓄積と検証を通じて、本療法の臨床応用がより広がることが期待されます。

りゅう鍼灸・整体院
院長 池田 龍一
住所:滋賀県草津市上笠2-11-1 2-5号室
TEL:050-3746-7955
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