【産後ケアの大切さ】10年後に後悔しないために今すべきこと

【施術例】

20代/女性 産後の全身倦怠感と殿部の過緊張による歩行困難

産後ケアの大切さを伝える画像

■ 主訴

出産前後の疲労による全身の倦怠感と、殿部(お尻)の筋肉の過緊張により、「まっすぐ歩けないような感覚」。歩くと殿部が痛み、靴を脱ぐ動作も時間がかかる状態。

■ 来院時の様子

出産後すぐ、退院日にご家族のサポートを得てご来院されました。
産後の「いきみ」による筋肉の強い緊張、授乳による睡眠不足などで、全身に疲労と痛みが強く、とくに歩行時の殿部の痛みが著明。まっすぐ歩けず、身体をかばうような動きが見られました。

■ 治療内容

使用技術:手技療法(マッサージ)
治療対象筋:中殿筋・小殿筋・大殿筋・脊柱起立筋

施術はスタンダードコースにて、全身の筋肉を緩めることを目的に行いました。
特に主訴である殿部の筋緊張を重点的に、さらに少しの時間でも深く眠れるよう、頸部の筋肉も丁寧にほぐしました。

■ 治療後の変化

施術後は「出産してから初めて、しっかりと歩けるようになった!」と大変喜ばれました。
現在もご家族の協力を得ながら定期的に通院され、育児による首・肩・手首・股関節の不調などのケアを続けています。

【産後の体に起こること】

妊娠中は、お腹の赤ちゃん約3kgに加え、胎盤・羊水などで体重が約4kg増加します。さらに授乳の準備のため乳房も発達し、トータルで約8kgの負荷がかかることになります。

また、出産時の「いきみ」は、火事場の馬鹿力のようにリミッターが外れる瞬間。
患者様の中には
• 「今まで出したことのない声が出た」
• 「握っていたタオルを破った」
• 「分娩台のバーを壊した」
という方もいらっしゃいます。

私の妻は双子を妊娠し、帝王切開で出産しましたが、妊娠末期は赤ちゃん2人に胎盤と羊水で非常に大きなお腹となり、垂直に立つのも難しい状態。しかし、妊娠中から毎週治療を行っていたことで、腰痛を感じることはほとんどありませんでした。

助産師さんにも「これだけお腹が大きいのに腰が痛くないなんて不思議!」と驚かれていたほどです。

【産後のケアの重要性】

出産後、多くの女性が育児に追われ、自分のケアが後回しになりがちです。
しかし、産後に筋肉の治療を受けるかどうかが、10年後・20年後の健康状態を大きく左右します。

産後にしっかり治療できなかった場合、
• 自律神経の不調
• 首や腰の激痛
• 四十肩・五十肩
といった症状で、子育てが一段落した頃に来院される方も多くいらっしゃいます。

柔軟で温かい筋肉を保つことが、将来の健康にとってとても大切です。

【最後に】

産後の不調に悩まれている方、
「どこで何を受けたら良いかわからない」
「育児で外出できない」
そんな方も、まずはお気軽にご相談ください。

そして、ご家族やパートナーの理解とサポートがとても重要です。
ぜひ一緒に「産後の体」を大切にする意識を育てていきましょう。

りゅう鍼灸院
院長 池田 龍一
住所:滋賀県草津市上笠2-11-1 2-5号室
TEL:050-3746-7955
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